知恵ぶくろ(蓮根のおはなし)

蓮根のおはなし

身体にいい話

昔から蓮根は健康に良いとされ、民間療法で用いられてきました。咳を抑えるとか風邪の予防になるとか。実は、ちゃんと理由があることが分かってきています。蓮根には、さまざまな栄養素が含まれていて、それぞれの栄養がどのように体に良いのか調べてみました。


・ビタミンC

蓮根にはビタミンCが100g当たり約55㎎も含まれていて、その割合はレモンよりも高いものです。コラーゲンの生成にも欠かせないビタミンCは、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑える働きもあり、免疫力を高める効果も。風邪の予防になるのは、ここからのようです。蓮根には多量のデンプン質があり、被膜となって熱に弱いビタミンCを壊さずに摂取しやすくなっています。

 

・ムチン

蓮根に包丁を入れると糸を引く粘りが出ます。この粘りの成分がムチンで、山芋やオクラなどにも含まれます。ムチンは粘膜を保護する作用があり、喉や鼻、気管支などではアレルギーを抑える働きをし、胃では胃炎や胃潰瘍を予防してくれたりします。食欲不振の時には蓮根を食べると良いというのはこの理由からです。

 

・食物繊維

 蓮根には、食物繊維が豊富に含まれています。腸内の運動を促すことで便秘に効果があり、大腸がんの予防にもなるとか。また、血糖値の上昇を緩やかにする働きやコレステロールを吸収しにくくする働きもあります。 

 

・タンニン

 蓮根を切ってしばらくすると切り口が黒ずんできます。これがタンニンと呼ばれるポリフェノール。タンニンには、殺菌や抗酸化の働きがあり出血を止めたり痛みを和らげたりする効果があります。蓮根の絞り汁を少し飲むと鼻血が止まったり、風邪の時に鼻にさすと鼻詰まりが楽になるのはこの理由です。

 

・カリウム

 

蓮根には、カリウムも含まれています。カリウムには体内のナトリウムを排出する働きがあり、むくみや高血圧を予防する効果があります。